胃がんは日本人のがんによる死亡原因の6分の1を占め、40歳代から罹患率、死亡率ともに急に高くなります。特に注意したいのは、治る早期胃がんは、ほとんど自覚症状がないことです。したがって、これを早期に発見して治療に結びつけることが極めて大切です。
検診方法
胃部検診車による巡回検診で胃X線検査を実施します。
※検診は受付・問診を済ませ、検診車の中でバリウム製剤を飲み、胃をふくらませて8枚の写真を撮ります。
検診結果
検診の結果は、おおむね1ヶ月後に、市や町などの実施主体又は受診者ご本人にお知らせします。また、精密検査が必要な方には、医療機関への紹介と検査の予約を行いますので、必ず受診してください。
バリウム検査
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胃がん検診車内
【重要】次の項目に該当する方は協会で行う集団検診は受診できません。
妊娠中または妊娠の可能性のある方
過去に食物で重篤なアレルギーを起こしたことがある方
3か月以内に大腸ポリープの内視鏡治療をした方
人工肛門の方
常時、酸素吸入をしている方
過去にバリウムによるアレルギーを起こしたことがある方
腸閉塞や腸ねん転、大腸憩室炎などの既往歴がある方
1年以内に胃、大腸の手術をした方
腎臓病・心臓病などで水分制限を受けている方
4日以上排便のない方
前日の午後10時以降は、飲食をしないでください。ただし、熱中症予防のために少量の水は飲んでもかまいません。
血圧や心臓の薬など欠かすことのできない場合は、検診時間の3時間前までに少量の水で飲んでください。
(服用から3時間経てば受診できます。※インスリンを含む糖尿病の薬は服用しないでください。)
トレーナーの上下など、撮影の妨げにならない服装で受診してください。ズボンのベルト・ボタン・ファスナー・ホック・カイロ・湿布もX線写真に写ります。(背中側も写ります)
問診票に必要事項を記入し、受付へお越しください。胃の手術をしている方は問診時にお申し出ください。
下剤を4錠(2回分)お渡しします。バリウムを出すために、早めにコップ2杯以上の水でお飲みください。胃がん検診終了後は、水分を多めにとるように心がけてください。翌朝までにまったくバリウム便がでなかった場合は、医療機関にご相談ください。